目次
♦柑橘系の光毒性、水蒸気蒸留法なら大丈夫な理由
前の2つの記事では
人気の柑橘系精油について
お話しました。
【前の2つの記事】
『売り切れ続出のアイテムの香りとは?自分で作ってみよう☆』
https://familyhealthmgr.info/urikirezokusyutunokaori-tukureruyo/
『柑橘系精油の光毒性ってどういう事?』
https://familyhealthmgr.info/kankitukei-hikaridokusei-toha/
その中で出てきた
光毒性どうしよう問題(笑)
水蒸気蒸留法なら大丈夫だよ
というお話をしましたが
その理由を解説しますね^^
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こんにちは!
今日もこのブログを訪問してくださり
ありがとうございます。
新しいアロマの使い方をお伝えする
嗅覚反応分析士インストラクター
八木佳織です。
神戸発、どんな状況の人にも
学びを提供することを目標に
オンライン講座を開催しています。
ココロとカラダの
最高のバランスを保つために、
ムダなくピッタリのお手当てを
自分で見つけられるようになる
お手伝いをしています。
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普通の柑橘系精油のとられ方
普通の、って何だか変ですね( ´艸`)
柑橘系の精油の中でも
いわゆるみかんみたいな香り
その果物そのものの香りと
似たものというのは
「圧搾法」という方法でとられます。
これは、皮の部分を絞ってとる
という方法です。
あの、何ともかぐわしい香りは
皮の表面にあるんです。
だから、みかんをむいた後の手は
長い間みかんの香りがしているんですね。
そんな話をしながら
食後にみかんを食べていたら
娘が手にみかんの皮のお汁を
ピュッと絞って楽しんでいました^^
ずっと手についていて
いい匂い~☆
と喜んでいました。
ということで、
普通、柑橘系の精油というのは
そんな感じのイメージで
圧搾法という仕方で
とられています。
その中に、
光毒性を示す成分が
入っているんですね。
水蒸気蒸留法なら大丈夫なわけ
では、水蒸気蒸留法
というのはどんな感じなんでしょう?
アロマテラピーのテキストには
ほぼ必ず図を使って説明してありますね。
イメージとしては
肉まんの蒸し器の蓋についた
水滴、という感じでしょうか^^
そのお水には
肉まんの匂いが溶け込んでいます。
精油もそんな感じで
精油の元になる植物に蒸気をあてて
むします。
蒸した時に出てきた水蒸気を
冷たく冷やすと
水滴になります。
その水滴を集めると
お水の部分と
油(正確には油ではないですが…)
の部分に分かれます。
その油の部分が精油になります。
(このあたりのことは
嗅覚反応分析士入門講座で
ちゃんとご説明しています。)
で、圧搾法では光毒性があって
水蒸気蒸留法では光毒性がない
というのはなぜか、という部分ですね。
それは、ちょっとマニアックになりますが
光毒性を示す成分の分子量によります。
つまり、その成分の大きさや重さ、というと
わかりやすいでしょうか。
圧搾法では
分子量に関わりなく
成分が精油の中に入るのですが
水蒸気蒸留法では
成分は一旦水蒸気に乗っかって
湯気として上がっていかないと
いけません。
それで、光毒性を示す成分というのは
分子量が大きい、つまり
重たい成分なので
水蒸気と一緒に飛んでいけない!
ということなんです。
だから、水蒸気蒸留法では
その成分を取り出すことができない。
すなわち、光毒性を示す成分が
入っていないので心配いらない
ということなんです。
ものすごくザックリお話したのですが
イメージできたでしょうか。。
このあたりの
もーーっとマニアックなお話は
嗅覚反応分析士インストラクター講座で
きけると思います☆
ザックリ言いすぎると
光毒性を示す成分というのは
重たいから水蒸気と一緒に
飛べない、ということなんですね^^;
でも、水蒸気蒸留法でとった
柑橘系の精油というのは
ものすごく珍しいんです。
ではその珍しい精油を
お伝えしますね☆
水蒸気蒸留法の柑橘系精油を取り扱っているメーカー
メーカーとしては
「一十八日」 というブランドがあります。
⇓⇓こちらのページから見ていただけます☆⇓⇓
https://ec.olfactlab.jp/brand/18th/page/2/
ここは和の香り(和精油)を扱っていて
私の知っている限りでは
檸檬(レモン)と柚子(ユズ)が
水蒸気蒸留法で出ています。
また、個人で生産しておられる農家さんで
「シトラス&アロマ 島香房(しまこうぼう)」
というところもあるようです。
(私は使ったことがないのですが
気になる存在です^^)
こちらのページから見ていただけます☆
https://www.shimakobo-omishima.com/products/essential-oil/
参考にしてみてくださいね。
100%植物から採られた精油。
何となく植物由来と聞くと
安心安全、というイメージですが…
この柑橘系の光毒性のように
全く安全なものばかりでは
ありません。
そのあたりのことも以前記事にしたので
よかったら見てみてくださいね。
【関連記事】
『天然のもの、植物由来のものは安心安全というのは誤解です。』
https://familyhealthmgr.info/tennen-syokubutuyurai-gokai/
今日の情報が、
読んでくださっている方の
参考になることを願っています^^
それではまた、このブログや
メルマガでお会いできたら嬉しいです。
八木 佳織
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