一時期、認知症に良いアロマ
ということで、ある精油が
店頭から消えてしまうほど
人気になりましたね。
介護の問題で切実に悩んで
おられる方が多いという事ですね。
今回は、わたしがケアマネジャーを
していたころ思っていたことや、
どうしてやめてしまったのかなど、
少し個人的なことですが書いています。
前置きしておきますが…
書き終わってみると
絵や写真の入れようのない
内容という事もあって
文字ばっかり…
それに、恐ろしく長い記事に
なってしまいました…
介護の事、介護の世界のことに
関心のない方や
わたしがケアマネジャーを
やめた理由なんて興味ない
という方はスルーしてくださいね(汗)
※※※※※※※※
こんにちは!
今日もこのブログを訪問してくださり
ありがとうございます。
ココロとカラダの最高のバランスを保つ
ために、ムダなくピッタリのお手当てを
自分で見つけられるようになるお手伝い☆☆☆
◊◊アロマと嗅覚反応分析法(旧サードメディスン)の
オンライン専門店 ~のどか~◊◊
AHIS(健康包括支援協会)認定
嗅覚反応分析法士(旧サードメディスン)
インストラクター
*八木佳織*です♫
目次
ケアマネジャーをしていたころの葛藤
最近、いろんな方から
Facebookのお友達申請を
いただくようになりました。
わたしがプロフィールに
ケアマネジャーをしていたことを
書いているからか、
介護関係の方からの
お友達申請もいただくことがあり
当時のことをよく思い出します。
私なりに一生懸命していたのですが
どうしても、立場上出来ないことが
たくさんあって。
世間から見ると
「立場とか言ってないで
その場にいるんだから
手を貸してあげたらいいじゃない!」
と思われることもたくさんあったと
思います。
でも、わたしはできるだけ
自分の手を貸すという事を
しないでいるようにしていました。
(いや、手出ししてしまっていたな~
と反省するところは多々ありますが…)
ケアマネジャーというのは
各事業者さんと介護を受ける側の
利用者さんの橋渡しをする
役目なのですが…
ヘルパーさんやデイサービスの方
訪問看護師さんやリハビリの方など
いろんな方と関わります。
皆さん一生懸命それぞれの役わりを
果たしてくださって
今でも本当に感謝しています。
その中で、制度の問題上
どうしても、どのサービスからも
こぼれ出てしまう、でも
ご本人やご家族にとっては
とっても必要な事って
あるんです。
そのこぼれた部分をどうにかしようと
思うと“自費”のサービスを利用する
という事になったりするんですが
その費用が出ない事情のご家庭も
たくさんあります。
その場にいる私がすれば
あっという間に片付いてしまう事。。
いつもいつも悩んでいました。
今の介護保険の制度では
そこまでできない、という事を
ご説明するのも、ケアマネジャーの
お仕事です。
中にはね、情の熱い方は
善意で「内緒ね」ってことで
手を貸しておられる方も
おられました。
でも、わたしにはそれが
ご本人のためになるとも
思えない事情もあったんです。
制度だけが悪いわけじゃない。
わたしが勤めていた事業所は
「地域包括支援センター」という
地域の介護の中心的な役割を
している事務所に併設された
「居宅介護支援事業所」
でした。
ケアマネジャーのいる事務所のことを
「居宅介護支援事業所」と言います。
個人でも少し大きめの病院が
経営母体にもなっていたので
病院からの紹介で
利用者さんを担当することも
ありました。
※病院では“患者さん”と言いますが
介護の世界では“利用者さん”という
言い方をします。
利用者さんご本人がお一人暮らしの場合も
ありますし、ご家族と一緒ということも
あります。
お一人でも、離れたところから
頻繁に会いに来られてお世話を
されるご家族もあれば
同居していてもお仕事などを
理由にご本人のことは
ほとんどノータッチという
お家もあります。
事情はいろいろでも
初めてお会いして1ヶ月も
たたないうちに、いろんな
サービスを利用できるように
手配していきます。
時には数日後にはヘルパーさんに
来てもらったり、デイサービスに
翌日から体験に行ってもらったり
なんてこともありました。
本当にお世話を放棄して
ノータッチでおられることも
ありましたが、どうしても
働かないといけなくて
仕方なくノータッチというお家も
あります。
でも、そのあたりの事情って
お付き合いが長くならないと
見えてこないところも
たくさんあります。
これまでのご本人のご家族への
態度なんかも関係してきますしね…
でも、法律というか、制度で
そこまで細かく設定するなんて
とても無理です。
みんなが善意の気持ちで
対応する、という厚い信頼があれば
別ですが、必ず制度を悪用する人が
いますしね。
だから、誰もが納得できる
制度を作るのも無理なんだと
思いまうす。
どこかで線を引かなきゃいけない。
その制度の中で、利用者さんご本人が
毎日を少しでも心地よく
過ごせるように
プランを組んでいくことが
できるか。
それがケアマネジャーの
一番の使命なのではないかと
思っていました。
ケアマネジャーが手出ししてはいけない理由。
その、制度の隙間にはまってしまった
本当に困っている人を前にして
「ケアマネジャーはそれを
してはいけないんです」
というのは、本当につらかったです。
いえ、本当はちょっと手出しして
いました。
でも、こういう言い方は失礼ですが
人を見て手出ししていました。
わたしは、ケアマネジャーが
手出しをしてはいけない理由は
いくつかあると思っていました。
それをご本人やご家族にもご説明して
理解してくださるという信頼関係が
できている場合は、
手出ししていました。。。
その理由というのは
一度手出ししてしまうと
「ケアマネさんがやってくれるから」
と思って、ヘルパーさんや他の方に
頼るのをやめてしまう。
ということがあります。
ケアマネに支払われる報酬は
利用者さん本人からは出ていません。
お一人当たり、月に決められた分の
報酬が全額介護保険制度から支払われます。
だから、利用者さんとしてはケアマネに
してもらうと、コストがかからない
んですね。。
その結果、他のサービスの方のお仕事を
奪ってしまうことになります。
これでは制度が成り立っていきません。
それに、ヘルパーさんなどとの
信頼関係まで崩すことになります。
もう一つは、
ケアマネというのは
一生のお付き合いという訳では
ありません。
わたしもそうですが
ケアマネをやめてしまったり
大手だったら移動があったり
他の事務所に移ったりということが
よくあります。
なので、担当のケアマネが
代わる、というのはよくあること
なんです。
わたし自身はお手伝いしたい
と思うタイプのケアマネですが
次に担当になったケアマネさんが
同じようにしてくれるとは
限りません。
そうすると、
「前のケアマネさんは
あんなこともこんなことも
やってくれたのに!」
と不満に思うわけです。
制度のルールをきちんと守りたい
という気持ちでしておられる
まじめで良いケアマネさんでも
利用者さんからみると
「冷たい」「お願いしてもやってくれない」
というような気持になり
信頼関係を作ることが難しくなります。
誰だって、自分に都合のいいことを
してくれる人=いい人なんです。
そう思ってしまうのは自然な事です。
どちらも悪くないんです。
前のケアマネが悪いんです。
と私は思います。
制度に沿ってちゃんと利用者さんに
説明していないから
期待を抱かせてしまう。
ルール違反が普通だと思って
しまう人もたくさんいます。
「〇〇さんとこのケアマネは
してくれたって言ってたよ」
という情報は
利用者さんたちの中で広まります。
でもそれはルール違反なんだ
という事を親切な仕方でちゃんと
ご説明するのも、ケアマネの
お仕事です。
だからと言って、その〇〇さんの
ところに口出しはしませんよ(笑)
自分がやれるから一生懸命
やってあげようという
気持ちのあるケアマネさんほど
そういう間違いに陥りやすいと
思うんですね。
結局担当が代わったら
利用者さんは不満を抱いたまま
サービスを利用することになる。
新しいケアマネさんは
制度に沿ってしているだけなのに
「よくしてくれない人」
みたいに思われて信頼してもらえない。
そういうことになってはいけないと
いつも思っていました。
では、そのことをちゃんと
ご説明して、理解してくださったら
やっても良いんでしょうか…?
やっぱり、ダメだと思います。
わたしも短い期間でしたが
介護保険の世界でたくさんの利用者さんや
ご家族さんと接してきました。
中には、本当に私たちの立場を
理解してくださっている方も
おられました。
(そういう方は、無理を言われませんが…)
とっても良い人で
ご家族もいい人でも…
説明したことを
すっかり忘れておられる
ということは多々あります。
これは、この手出しする件だけではなく
制度のお話や、けっこう簡単な
内容でも、です。
皆さんある程度高齢になっておられますし
忘れてしまわれることが多いです。
人間って、自分にとって都合の
良いことはすっごく覚えていますが、
悪いことは忘れやすいのかも
しれませんね。。
これは、批判ではなくって
そういうものなんだな、って
実感したんです。
普段の人間関係でも、
自分のことを考えても
そうだな…って思いますもんね(汗)
わたしがケアマネをやめた理由。
わたしがケアマネジャーという資格を
取ったのは、何か高い志が
あったわけではありません。
たまたま受験資格があるなら
取ってみようかと思って
独学でお勉強して
資格を取りました。
介護の世界のことを
全く知らなかったのに、です。
だから、始めのうちは
何が何だかわからず
ちょっとタチの悪いタイプの
先輩ケアマネさんに
いろんな方法を教えこまれたり
都合のいいように使われたり(汗)
でも、他の先輩たちが
そんな私を見かねて
いろいろ手を貸してくださいました。
ケアマネジャーと言っても
考え方は色々です。
抜け道ばかり探す人もいれば
制度の中で精いっぱいのことを
していこうと必死で駆け回っている
人もいます。
なまけようと思えば
どこまでもなまけることも
できる業種です。
そんな中で、
出来るだけのことをしたい
とは思いながらも
制度の壁、自分のなまけ癖(コラコラ)
自分の至らなさ、いろいろが
ありました。
最後のほうは、
ただただ利用者さん、家族さんの
心のケアを担当するという感じで
毎月の訪問では
お一人当たり1時間ほど
長い人は2時間くらい
お話を聞く、という感じでした。
月に一回でも、ご本人や
ご家族が今抱えている思いを
吐き出せる、そんな場を
作りたいと思っていたんです。
もちろん、毎月のプランは
その時に応じて変更したり
いろいろしていましたが
時間をかけてお話を聞くこと
見えてくる必要なことも
たくさんありました。
そこで見えてくる、本当に
必要な事。
それは、制度の中だけでは
フォローしきれない
気持ちの部分でもありました。
そのころ、以前から興味があった
アロマのボランティアさんと
お会いしたんです。
アロマなら、この心の癒しの部分を
何かの形で埋めてくれるのではないか
そう思ってアロマのお勉強を
始めました。
そしてある時、自分の中で
結論が出たんです。
「ケアマネジャーの仕事は
これを“仕事”として割り切れる
人がするべきなんじゃないかな」
わたしのように、気持が入り込みすぎて
しまうようなタイプは、
「してあげたいのにできない」
という壁にぶつかって
自分がつぶれてしまう。
そう思ったんです。
実際、家に帰っても、
お布団の中でも
「明日朝いちばんに〇〇さんの
ヘルパーさんに連絡しなきゃ」
とか
「〇〇さんには△△のほうが
合っているかも!」
とか
ずーーーっと頭から
離れなかったんです。
いつもいつも考え続けていました。
だから、気持ちのある人でも
ある程度“仕事”としてやっていける
人のほうが長続きするのかも
しれません。
利用者さんからしたら
情のあるケアマネさんって
とってもありがたいと思います。
でも、適切なサービスを
適切な時にさっと提供してくれれば
あとはサラっとしているほうが
変な依存を生むこともありません。
依存って、変な言い方かも
しれませんが
する方もされる方も
結局はしんどくなるんです。
そのことも、このお仕事の中で
たくさん感じました。
このお話は
自分の中では
ずっと考えていたことですが
あまり公表していませんでした。
でも、同じように思っている
介護関係の方もおられるんではないかな
と思って、今回文章にしてみました。
この記事を見て
「勝手な奴だ」と
わたしのことを嫌いになる人も
いるかもしれません。
でも、介護関係の方の
葛藤も知ってもらいたいと
思ったので、思い切って
書いてみました。
介護の世界からいなくなった
人間だから言えることも
あると思ったんです。
今でも、当時担当した方の家の
近くを通ると
「○○さん、どうしておられるかな
まだ、ご存命かしら…」って
思います。
ご家族の方のことも
いっぱい思い出します。
アロマの世界に入ってからも
解決できないことが
たくさんありました。
でも、こういう思いがあったから
嗅覚反応分析にたどり着いた
というのもあったと思います。
また機会があれば
どうして嗅覚反応分析なのか
というところも
「必要な人のところに
本当に必要なものを届ける」
という見方で
書いてみたいと思います。
その時は、もう少し
短い記事にしますね…(笑)
今日は、ただただ私の
思いにお付き合いいただいて
本当にありがとうございました。
八木 佳織
※※※※※※※※
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と思って、ブログやメルマガを
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役立てているのか、や
ブログの内容を少し深めるもの、
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