※興味のある方は、前の記事
『認知症ケアの「不穏」…同じ言葉でも、現場では全然違う』
https://familyhealthmgr.info/ninntisyoukea-aroma/
もご覧ください。
― 少ない関わりの中で
一緒に考えてきたこと ―
不穏や夜間覚醒が続くと、
現場ではどうしても
「何が正解か」を探す空気になります。
声かけの仕方、環境調整、関わりの距離感。
介護現場でよく行われている対応は、
実際に効果を上げることも多いです。
それでも、
「それでもどうにも収まらない」
そんな方も、確かにいました。
目次
週1回の訪問から見えた立ち位置
私は、施設に常駐する立場ではありません。
その頃は施設には週1回、
アロマトリートメントで訪問する形でした。
短い時間の中で、
職員さんから最近の様子を聞き、
「今、何が起きていそうか」を一緒に考える。
何かを指示するというより、
現場の話を受け止めながら、
視点を整理する役割だったと思います。
それでも収まらないときがある
多くの場合、基本的なケアや対応で
落ち着くことはあります。
でも、それでも不穏が続く方がいました。
夜になると眠れない。
何度も起きてしまう。
落ち着かず、訴えが止まらない。
「お薬で落ち着かせる」という選択肢があることも、
現場では現実的な判断です。
ただ、その一方で、
昼間も眠そうにしていたり、
足元がおぼつかなくなったりする姿を見て、
職員さん自身が葛藤している場面もありました。
「人としての生活」をどう守るか
薬で症状を抑えることが悪い、という話ではありません。
必要な場面もあります。
それでも、
「その人らしい生活が続いているか」
そこを気にかけている職員さんが多かった。
介護の現場で働いておられる方は
みなさんいつもそのことを気にかけて
おられるのではないかと思います。
だからこそ、
できるだけ尊厳を守りながら、
他にできることはないか。
そんな相談を受けることが、少なくありませんでした。
試行錯誤の中での関わり
私自身、
「これが正解」と言える答えを持っていたわけではありません。
嗅覚反応分析の視点を使いながら、
今の状態をどう捉えられるか。
環境や関わり方を、少し見直せないか。
一つひとつ、
現場の状況に合わせて考えていきました。
変化に気が付いたのは、現場の職員さんでした

翌週の訪問時に、職員さんから
こんな声を聞きました。
「夜の様子が、少し違う気がします」
記録を見ると、
夜間の覚醒回数が減っていたり、
起きても再入眠が早くなっていたり。
・大きな声を出すことが減った
・朝の表情が穏やかな日が増えた
どれも、実際に起きていた変化です。
アロマだけの影響とは言い切れない
もちろん、
この変化を香りだけの影響だとは言い切れません。
職員さんの関わり方、
生活リズム、
環境への慣れ。
いくつもの要素が重なっていたはずです。
ただ、
「今の状態をどう見るか」
という視点が共有されたことで、
ケア全体が少し整ったように感じました。
正解探しから、状況を整理する相談へ
一度一緒に考えた経験があると、
「ちょっと難しいな」と感じた時に、
早めに相談をもらえるようになりました。
正解を出す人ではなく、
一緒に考える相手として。
不穏やBPSDは、
その人の性格ではなく、その時の状態。
何かを足すケアではなく、
立ち止まって見直すケア。
少ない関わりの中でも、
そんな姿勢が現場の支えになることがある。
私はそう感じています。
※※※※※※※
今日の情報が、
読んでくださっている方の
参考になることを願っています^^
それではまた、明日このブログ
でお会いできたら嬉しいです。
【明日の記事】
アロマを学んだのに、アロマを「癒し」だけで使わなくなった理由
https://familyhealthmgr.info/aroma-no-iyasi/
八木 佳織
こうした考え方が、
現場での判断を少し楽にすることがあります。
具体的なケースについて、
30分ほど、状況を整理する時間を取ることも可能です。
今すぐ何かを始める前提ではありません。
考えを整理するだけでも大丈夫なので、
必要なタイミングでご相談ください。
https://www.reservestock.jp/pc_reserves_v3/courses/22308?course_id=155161
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